時計の中で「ムーンフェイズ」と呼ばれるものがあることをご存知でしょうか。月の満ち欠けは29.5日を1周期としているのですが、そのリズムをダイアル上で再現している時計のことを言います。通常であれば59日で1回転する円盤に上下2つの月が描かれており、それがダイアルの小窓に現れる形で今の月齢を表す仕組みになっているのです。古くは中世の塔時計のころから採用されている由緒あるシステムといえます。

モーリス・ラクロアの「マスターピース・ムーンフェイズ」はこれらムーンフェイズの中でも作りの精巧さと懐古的でシンプルであるデザインから人気が高いものです。12時の位置に月と曜日がアルファベットの略称で表示され、ダイアルの中心部分に針が示す日付の表示、6時の位地に月齢を表示したものです。多機能ながらシンプルな見やすさを維持しており、センスを感じさせてくれます。内部の構造を見てみるとムーンフェイズ、月、曜日を示すそれぞれの日付表示は3つのディスクで機能しており、複雑なつくりになっています。ムーブメントは手彫り装飾の自動巻きになっており、シルバーを基調としてところどころにブルーを入れたデザインなど、各所のこだわりを味わいたい腕時計になっています。

こちらのお店の時計も素敵です。

ルキア腕時計専門店(LUKIA) | ルキアエリア

様々な時計の愛着

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腕時計は長年使っていると不思議なもので愛着のようなものが湧いてくる。私が現在はめている腕時計は大学入学の時に母が入学祝としてくれたもので、かれこれ6年以上使っている。

 色はシルバーで文字盤がコバルトブルーの普段遣いのアナログの時計だ。外出の時は大抵この時計をつけて出かけている。

 私が10代の頃はデジタル時計がそれまでのアナログ時計にとって変わるものとなり、同級生が自慢げに人に見せびらかしていたのをよく覚えている。

 私自身も流行に流され、数万円のデジタル時計を購入し同じように自慢した。

 しかし、年月が経つにつれてデジタル時計はだんだんと廃れるようになり、ディスカウントショップなどで数百円で売られるようになったのだから、モノの価値というのはつくづく曖昧だ。

 昔の時代では、懐中時計というものがあり、一日に数回ゼンマイを回すという面倒くさい構造だったが、私の祖父は若い頃から懐中時計を使用していたらしい。

 「腕時計じゃなくてなんで懐中時計を使っているの?」と子供の頃、祖父に聞いたことがあったが、「この時計は亡くなった友人からもらったものだから壊れるまで使いたい」と言っていたのを覚えている。

 懐中時計というものは私は使ったことはないのだが、ピストルの弾が、偶然胸に入れていた懐中時計に当たり、主人を守ったというエピソードもあるようだ。

 なんにしてもいつの時代も長年に渡って自分の体に身につけているものは、主人の想いに答えてくれるケースもあるのだなと左手にはめている腕時計をみながら、しみじみと昔を振り返る。